洋瓦(フラットタイプ)屋根の役物が、強風により吹き飛ばされてしまった箇所を復旧する工事の様子をご紹介して参ります。
こちはお伺いした際の様子です。
調査を開始すると、一部の袖瓦が下地材から緊結ビスごとむしり取られる様に落ちてしまっている状況でした。
強風の影響によるものと思われますが、改めて自然の驚異を感じます。
さらに、飛散した袖瓦が下方にある屋根に落ち、地瓦が数枚破損している二次災害も確認しました。
幸い、お住いの方々には怪我等の不幸は起きていなかった様です。
まず、二次災害となった地瓦の復旧を行います。
破損した瓦を撤去し、新規瓦に差し替え、こちらの工事は完了です。
早速作業に取りかかりましょう。
次に、被災した袖瓦の復旧を行っていきます。
被災した箇所の袖瓦とその周辺をまずは調査します。
すると、袖瓦を緊結しているビスの緩みが全体的に確認でき、さらにその影響で、袖瓦がズレ、地瓦との隙間が生じてきている様子が確認されました。
今回の瓦の飛散は、この緊結材の緩みが原因だった可能性が高そうです。
今後同じような状況にならない為に、飛散した箇所の袖瓦付近に留まらず、全ての袖瓦を一度解体する運びとなりました。
こちらは袖瓦を全て一度取り外した様子です。
そして、新たに袖瓦緊結釘を使用し、袖瓦を復旧していきます。
新規使用する緊結材は、止水性パッキン付きステンレスビスを採用し、以前よりより強固に袖瓦を緊結できるよう施しました。
以上で無事工事の全てが完了しました。
この様に、瓦の緊結材が外れるのは、一般的に台風の強風や地震、経年劣化による釘の浮きなどが挙げられます。
普段の生活の中で、屋根をまじまじと見ることはあまり多くはないかもしれませんが、もし、ふと屋根を見て気になるところがあったときは、ぜひお気軽に弊社「やねうち」へご相談ください。
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