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さくら市にて腰葺き取り合い部銅板保護措置工事のご紹介です。 

 

今回は雨漏れの修繕依頼をいただき、さくら市に伺いました。

 

腰葺き(奴葺き)屋根の立派なお宅が今回の仕事場となります。

 

瓦屋根と銅板屋根との取り合いの改修工事を行っていきます。

 

 

 

こちら腰葺き屋根(奴葺き)銅板部分となります。

 

腰葺き屋根(奴葺き)とは軒先から軒桁(のきげた)芯までぐらいを銅板等の金属屋根で葺き、軒桁から上部を瓦葺きで葺かれた形状のことをいいます。

 

酸性雨の暴露により溶解する現象で腐食し、が空いている箇所も目視出来ました。

 

 

 

銅板の腐食が多くみられた箇所です。

 

このまま放置してしまうと、防水紙(ルーフィング)・野地板を痛め雨漏れ直接的要因になります。

 

 

 

腐食した銅板の上に、加工した新規のステンレス鋼板を被せている様子です。

 

ステンレスほど高価ではなく鉄よりも錆びにくい材料として我々もよく使っています。

 

銅ほど加工性が良いわけではないのですが、技術の進歩でかなり薄い板にする事が出来るようになり、近年頻繁に使用されるようになりました。

 

銅とステンレスは電位差が少なく、電食を起こしにくく、異金属の組み合わせとしては相性がよいと言えます

 

 

 

一文字軒瓦を葺き戻し、威厳ある腰葺き屋根が復活しました!!

 

最近は腰葺き屋根(奴葺き)のお宅は減少してきましたね・・・

 

伝統的なこちらの建物、屋根を後世にも引き継いでいただきたいですね!!

 

 

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