折板屋根にPV(太陽光システム)を設置したいというご依頼を頂き、宇都宮市に住むお客様の元へお伺いしました。
カーポートの片流れの折板屋根に太陽光システムを設置希望とのことでした。
折板屋根は鋼板を大きな波型に成形しているのが特徴で、成形された鋼板の断面は「山」と「谷」で構成されています。
一般住宅ではカーポート、その他、工場や倉庫などに使用されることが多い板金の屋根です。
早速、太陽光システム設置工事の最初の作業、架台の設置から初めていきます。
架台とは太陽光パネルの設置台のことです。
太陽光パネルの固定と、屋根上の不陸（凹凸）を調整する役割を果たしています。
パネルや架台の金具の位置はメーカーによって決まっているので、必ずマニュアルに従って設置を行います。
この架台の設置に何か不備があると大変なので、金具の留め付けが緩くないか、位置がズレていないか等、細かく確認をしながらの作業になります。
次に、アレイケーブル（太陽光パネルを直結した電気をまとめる電線）の取付けを行います。
太陽光パネルで発電した電気は、パワーコンディショナーで一般家庭用電圧に変えられ、屋内用の分電盤を通って、家の中のコンセントや照明に供給されます。
パワーコンディショナーとは直流電流を交流電流に変換するための機械のことを指します。
太陽光パネルで発電された電気は直流電流なので、一般的な家電には使用することができません。
そのため、必ずこのパワーコンディショナーを介す必要があります。
最後にパネルを取付けて作業完了です。
屋根形状によっては乗せられる太陽光パネルの規模が限られる場合がありますが、今回設置 した片流れ屋根は他形状の屋根に比べて一面が広く、比較的大きな太陽光パネルを乗せることができる屋根です。
ただし、屋根面が北を向いている場合は十分な発電量が得られない可能性が大きいので、太陽光システム設置の際は注意が必要です。
太陽光システムはほぼ全ての屋根に取り付けることができると言われてはいますが、屋根材や築年数経過による耐久度低下などの観点から、設置が難しい場合もあります。
(太陽光システムの設置をしたいけれど自分の家は設置できるのか分からない…)
そんなときはお気軽に「やねうち」までお問合せ下さい。
できる限りお客様のご希望に沿った工事ができるよう、様々なプランをご提案させて頂きます！
