太陽光パネル(太陽光モジュール)に落ちた雨水の多くは架台を伝っていき落ちていきます。
集中して地面を削り土壌侵食やパネル基礎部分をむき出しにさせます。
今回は、法地浸食防止対策として樋工事を行った事例をご紹介させていただきます。
法地浸食防止とは、人工的に形成された切土・盛土のり面を降雨や表流水などによる侵食から保護したり、自然斜面で発生する落石、崩壊、地すべり等を防止することで、地域住民の生活や財産を守るのり面・斜面対策の事をいいます。
傾斜地にある太陽光発電施設の場合、林などを切り崩などして大掛かりな開発施工をした場合が多いと思います。
雨水は高地から低地の方に流れていきますので、傾斜地を下り、水の筋を作り、水下に流れていきます。ひどくなるとU字溝ほどの自然の水路ができるほどです。
また雨水はパネルと架台をつたって集中して軒下に滴り落ちていくので、その部分が深く削り取られてしまいます。
森林があった時は、木や草が生えていたので雨(水)を吸収してくれる上、根がしっかりと張って土壌を支えてくれましたが、施工工事によってそれら草木が無くなってしまうと、雨水による土壌の浸食被害が発生してしまいます。
パネルの下に雨樋を設置することによって地面の侵食を防いでいきます。
パネルに落ちた雨水は雨樋を通して貯水槽や排水溝などに流していく方法です。
雨がどのように流れていくか等を観察しておき、発電設備の規模によって樋の大きさを考える必要があります。
傾斜地の太陽光発電の設置、稼働後のアフターメンテナンスもお手伝いさせていただいております。
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