横葺き板金屋根の集合住宅で、強風により棟板金が飛散してしまったという連絡をいただき、お伺いしました。
5階建ての建物のため、棟板金が受ける風の力はかなりのものと思われます。
大棟部が大きく剥離している箇所が、今回の修理箇所となります。
棟板金の下に施工されている棟下地材も一緒に外れてしまっており、強風の凄さが窺えます。
まず棟下地材を施工していきます。
しっかりとビスで固定をし、更にビス穴からの雨が内部に入り込まないようシーリング材を塗布します。
棟下地材を施工し終えた様子です。
その上に棟包みと呼ばれる棟板金役物を被せて固定していきます。
専用ビスで固定をして、接合部には雨・風が入り込まないようにシーリング材を充填し、しっかりと固定をします。
全ての棟包み板金を施工し、完了した様子です。
既存の棟包み板金は変形してしまったため、新規に棟包み板金を使用しました。
材質は既存の物と同様、ガルバリウム鋼板となっております。
強風の際、屋根に関する負担やストレスもなく安心してお過ごしいただけるといいですね!