飛来物が屋根に接触し、一部のコロニアル(化粧スレート)本体に亀裂が入っている箇所があるとういことで、その部分のスポット修理をご依頼頂きました。
コロニアルの差し替えにはザッパーと呼ばれる平らな棒の先にカギヅメが付いている工具が必需品となります。
このザッパーでコロニアルを緊結している釘を引っ掛け、半ばむしり取るように引き抜くかたちになります。
ザッパーを駆使し、破損コロニアル本体を撤去した様子です。
緊結釘をむしり取るので、下葺き材のルーフィングを痛めてしまうこともあります。
その際は必ずその部分の補修が必要になります。
まずは、破けてしまっているルーフィングの下に新規ルーフィングをカットしたものを差し入れます。
そして破けた部分にシリコンコーキングで塞ぎ、
最後にその上に新規ルーフィングをまた被せます。これでルーフィング補修は万全です。
新規コロニアルを施工していきます。
本来、専用釘でコロニアル本体は緊結するのですが、このような差し替え工事ではそれが叶いません。
このようにシリコンボンド等で緊結することとなります。
最後は新規コロニアルを差し込み、緊結材をよく馴染ませたら差し替え工事の完了です。
コロニアル材は亀裂が入っても分かりづらい屋根材ですので、定期的に点検を行うことをお勧めします。